古代製鉄所の謎
奈良県三郷町と大阪府柏原市に跨る龍田山・三室山周辺の広い地域を雁多尾畑と言う。別称畑千軒とも言われている。そこには古代製鉄所があり、大層賑わっていた事は前章で述べた。
あまり一般に知られていないのが事実です。龍田大社との深い繋がり、風の神様の由緒もあまり周知されていない。製鉄の神様「金山姫神社」「金山彦神社」の2社が在ることもあまり知られてはいない。
一つにはこの地が平家のルーツの土地柄であったがゆえに、源氏の平家狩りによって製鉄所は勿論、三室山にあった龍田神社までも徹底的に壊滅させられた可能性が大きい。兵どもの夢の後です。勝てば官軍、負ければ賊軍。未だに源氏の御世は続いております。然しながら、畑千軒の製鉄所の残した功績は大きいものがある。三室山に龍田神社を創建して、神道の世界を定着させた事。又、源氏に敗れるまでは、大和朝廷の統一に大きな影響を与えたのは、畑千軒で作られる武器や農機具の貢献が大であったこと。弥生革命を軌道に乗せたのは、水田稲作の普及と合わせて畑千軒の製鉄抜きには他に考えられません。
この製鉄を2000年も前にわが国で始める事の出来た集団、豪族は一体誰なのか、・・・。
わが国に水田稲作・製鉄の技術を持ち込んだのは、弥生の使者として今日研究が盛んになっております徐福
集団に違いないのです。今後、畑千軒の古代製鉄の謎を解いていくには徐福研究が注目されそうだ。
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