龍田大社万華鏡

 古代の謎を秘めた龍田山・三室山の謎解きにようこそ

三室山神社跡石碑のこと

  三室山と言えば斑鳩の山と認識している向きが多い。正確には三郷町・龍田大社の西にある柏原市との  境界線上に鎮座する山を指します。ついでながら付け加えれば、龍田山からこの三室山を流れ下る川こそが万葉歌人にも多く取り上げられている「龍田川」である。古代には現在の大和川辺りまでも龍田川又神南備川と称していたようです。
  さて、三郷町のJRの駅から高山集落を抜けて三室山への道がある。古代の人が「龍田越え」と称して神社に参詣を兼ねて登った「古道」です。なだらかな森の道の途中には休憩所・公衆便所まで整備してあるのに、あまり利用されていない。10分も登れば立派な展望台が迎えてくれます。ここも以前は下界の町並みが望見出来る見晴らしの場所であったのに、現在は回りの樹木が生長し過ぎて緑のトンネルになり見晴らしにはなりません。育ちすぎた樹木の剪定が望まれます。この展望台までが奈良県三郷町の管轄です。
 展望台を抜けるとそこは大阪府柏原市です。普通ならば、分水嶺が府県境であるべきなのに、この山だけは柏原が三郷町へ大きく出張っている。恐らく、古代の河内の豪族が支配していた製鉄所「雁多尾畑」、又  龍田神社の領域としての名残がそのままになっているのでしょう。
  展望台から獣道同然になった古道を7,8分登ると右手の高台に「龍田神社本宮跡」伝、と刻された立派な石碑が建っています。この碑と直線に並んで刻印のない碑が四体立ち並んでいます。よく見渡せば、苔蒸した石組みの段段が点在している。大和平野に向かって神社の社殿が立ち並んでいた形跡が読み取れます。鎌倉幕府の平家狩りに会って、この聖なる山も盛衰の憂き目に遭遇して荒廃してしまったのです。
 ともあれ、龍田大社の元宮の聖地は紛れもなくこの三室山にあります。三室とは神を祭ってある聖地の代名詞でもあります。念の為に・・・・



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